男性のちんちんが性的興奮や性的刺激で大きく硬くなる勃起。
どのように勃起が起きるのか、ご存知ですか?
手や足のように自分の意志でコントロールできないし、勃起シたくないときに勝手に大きくなったりと、体の一部なのにまるで別の人格を持つ器官のように感じるときもあります。
また、AVを見ても勃ったり、勃たなかったり…不思議ですね。
勃起のメカニズムを見ていきましょう。
勃起のメカニズム
どのように勃起が起きるのか、そのメカニズムを説明します。
男性は、性的興奮や性的刺激を感じると、脳が勃起神経を通して陰茎に勃起命令を出します。
すると、陰茎のなかの海綿体血管内皮細胞の活動が活発になり血管拡張物質を増加させます。
そして血液がどんどん海綿体に流れ込んでいくと、スポンジ状の海綿体が拡張し
柔らかい静脈は拡張した海綿体と硬い薄膜に挟まれ、圧迫されて収縮し、静脈から血が出て行かなくなります。
こうして血液が陰茎海綿体内にどんどん溜まっていくことで、最終的にカチンカチンの勃起状態となるのです。
要するに、エッチなことがあると、ちんちんに血が溜まって固くなるってこと。。。
問題は、何がエッチかってことです。
人によって、脳が感じる性刺激が違ってきます。また同じ刺激だと慣れによる刺激の減少もあります。
好みや経験にも大きく左右されていて、好みのタイプや好みのシチュエーション、ジャンルなど幅があります。
朝勃ちのしくみ
朝勃ちは、性的興奮をしているわけでも、性的刺激を受けているわけでもないのに、無意識的に勃起してしまう現象です。
通常、人は睡眠時に浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返しています。
睡眠中は、約90分ごとにレム睡眠とノンレム睡眠が入れ替わります。
レム睡眠は、夢を見やすい睡眠と言われており、このレム睡眠中に勃起することがあります。
レム睡眠中は、身体は休んでいても、脳は働いている状態です。
そのため、レム睡眠中は呼吸、脈拍、血圧などが高くなり、その流れで勃起することがあるのです。
基本的に、ノンレム睡眠から起床した場合は、朝勃ちは認められないと言われていますが、高齢になるとノンレム睡眠中に勃起することもあるようです。
また、睡眠中に性的な夢を見て、夜間勃起現象と重なると夢精してしまうことがあります。
夢精とは、睡眠中に性的な夢を見ることなどにより、射精をすることで、思春期を迎えた男性に多く見られる生理現象の一つです。
なんらかの病的な原因で夢精しない限りは、特に治療は必要ありません。
勃起は男性の健康バロメーター
勃起は男性の健康状態を知る上で重要なバロメーターと言えます。
なぜなら、神経や血管などが健康でないと勃起が成立しないからです。